それでも消えない不安


「お父さまのことで、今一番
困っていることは何ですか?」

医師の問いかけに、私は・・

「耳が遠いことです」

「加齢性難聴による認知機能の低下が
起きているのではないでしょうか」

「もしMCIであれば、5年以内に
その半数が認知症に移行すると聞いており
非常に心配しています」

と答え、続けて常日頃から
気になっている父の様子なども
詳細に話しました。

医師は合間に質問を交え、
時に考え込みながら、
熱心に話を聞いてくれます。

そして私が、ひとしきり話し終えると
「これを見て下さい」と
MRI画像を示しました。

「お父さまには認知症患者のような
脳の萎縮は見られません」

確かに、私が以前見たことのある
認知症患者のMRI画像とは違い、
さほど萎縮はしていませんでした。

さらに、先ほど行った
認知機能のテストでも、
父はまさかの高得点をマーク。

結果、診断は正常。
MCIではありませんでした。

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通常なら、この診断で
ホッとするところなのでしょうが・・

父のトンチンカンぶりを
目の当たりにしている私には、
逆に不安が増すばかり。

「さすがに補聴器は
した方がいいですよね?」

と尋ねると
「必要ないですよ。まだ大丈夫です」

「えぇぇ~?!」

補聴器は、もっと難聴が進行してから
装着するものなのだそうです。

「いやいや、でも先生、
こちらからの問いかけに無反応だったり、
珍回答を連発するんですよ」

と食い下がる私でしたが

「お父さまは、あまり人の話を
聞いていないようです」

との言葉に撃沈。。

認知症予備軍ではないかと心配した結果が
「人の話を聞いてない」って・・(oдo)

それって・・

性格の問題じゃーん 。゚(゚´Д`゚)゚。

実際、他者への関心が薄く、
人の話を注意深く聴く性格ではないのですが
難聴がそのことに拍車をかけ、
MCIのリスクに繋がっているとすれば、
補聴器は絶対に必要だと思うのですが・・

そんな悶々とした
気持ちを抱えながら帰路に着き、
1週間後、血液検査の結果を聞きに、
再び病院を訪ねた私たちなのでした。




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# by monomo-mino-uchi | 2018-08-19 17:00 | 実家考