ひとり相撲
2017年 02月 12日
人は思うようにいかない時、
原因を探ろうとします。
そして、その原因は
相手にあると考えがちです。
すると「あの人は、なぜ
分かってくれないのだろう」とか
「どうしたら、改めてくれるだろう」
と、思案にふけるのです。
実はコレ、私のことです。
元マキシマリストである私は、
「モノが増えるほどロスも増える」
ということを、身に染みて体験しています。
特に、①探す時間 ②買い直すお金
③見つかるまでの心の平穏、この
3大ロスは、大きなものがあります。
未だマキシマリストの両親も、
かつての私と同じ経験をしていることが、
はたから見てもよく分かります。
しかし、それでもモノを減らさない両親。
モノと一緒に、溢れるデメリットを
抱えたまま暮らしています。
これまで何年もかけて、整理する
メリットを伝えてきましたが、
理解してもらえませんでした。
「説明が分かりにくかったかな?」と
言い方を変えてみても、徒労に終わりました
そして気づいたのです。
両親は、片付けが必要かどうかを
判断する以前に、感情が拒否しているのです
特に母は、片付けることに対し、
猛烈な拒否権を発動してきます。
もはや、整理後のメリットなど
関係ないのです。
「モノを手放したくない」
「現状を変えたくない」
ただ、それだけなのです。
たとえ、モノを探し回ることが
毎日の日課となっても、家の中に
どんなに危険が潜んでいても、
現状が維持できれば、それで良いのです。
私はなにと闘ってきたのでしょう。
いくら必死になっても、
親を変えることは出来ない。
明らかに、ひとり相撲でした。
~本日の自戒~
人は変われる。
でも、変えてくれるのは
他人ではなく、自分自身。
by monomo-mino-uchi
| 2017-02-12 09:00
| 実家考