決断の時


「賃貸に出そうと思うんだケド・・」

私は父にそう切り出しました。

わずかな沈黙の後、
父は「うん、いいよ」
とOKしてくれました。

ひと口に空き家と言っても種類は様々。

賃貸用住宅、売却用住宅、別荘
などがあります。

総務省の調査によると、空き家のうち、
54.5%が賃貸用住宅を占めていました。

それほど、賃貸物件にするというのは
リスクがあるということです。

ではなぜ、賃貸に出そうとしたか・・

私なりに考えて導き出した結論、
そこに至るまでのプロセスを
父に説明しました。

老いた両親。
これから医療費がいくらでもかかります。

年金の他に、定期的に
収入を確保できれば・・との思いでした。

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そこで真っ先に考えたのが、
『マイホーム借り上げ制度』

この制度を利用すると、まずは一般社団法人
移住・住みかえ支援機構(JTI)が、
自宅を借り上げてくれます。

その後、JTIが借りたい人に転貸します。

借り手が入れ替わるたびに、
オーナーが賃貸借契約を結ぶ
煩わしさがないのが魅力です。

オーナーとJTIとの契約形態は、
「終身型」と「期間指定型」の2種類。

終身型はオーナーが亡くなるまで
借り上げてくれます。また、
オーナーの死後は相続人に
家賃収入が引き継がれます。

期間指定型はあらかじめ何年と決めて、
その期間だけ借り上げてもらう契約です。

期間指定型は、契約期間終了まで
中途解約はできません。

終身型は、JTIと入居者の契約が
3年ごとなので、このタイミングで
申し出れば、入居者に退出してもらい、
家へ戻ることが可能です。

どちらの契約形態も、
一度入居者が入居すれば、その後は
空室となっても家賃保証を
してくれるのが最大のメリット。

(但し、空室保証額は毎年見直されます)

一方、借り手側にとっても
メリットが多いこの制度。

機関保証会社を利用しているので、
連帯保証人は不要。

仲介手数料は必要ですが、敷金礼金はゼロ。

3年ごとに退出しなければならない
リスクがある分、家賃は相場より
安くなっています。

また、オーナーの承諾を得れば、
好きにリフォームが可能で、
退去時の原状回復も必要なし。

これだけのメリットがあれば、
借り手も見つかりやすいのではないか・・
ということもあり、この制度をぜひ
利用したいと考えました。

となると、家賃額を決めるためにも、
改めてJTIの協賛会社から
査定を受け直さなければなりません。

「じゃあ、その方向で手配するよ」

父に告げた私は、
親の家を賃貸物件にするべく、
いよいよ動き出しました。




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by monomo-mino-uchi | 2018-07-07 17:00 | 実家考