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ボケるのは家が売れるまで待って


「この担当者で、だいじょぶかいな・・」
と不安に駆られる私には、
もう一つ、気がかりな事がありました。

それは父のこと。。

もともと、驚きのマイペースぶりを
発揮するタイプでしたが、
ここのところ特に言動がオカシイ。

私の周囲には、かくしゃくと
した方が多いので、ついつい比較して
そう感じてしまうだけなのか・・。

いやいや、やっぱり・・
おかしい気がする。

例えば、つい先日話した内容を
全く覚えていなかったり・・(oдo)

医師から
「今この場で、このマスクをして下さい」
と何度言われても「ハイ」と答えるだけで
マスクを付けなかったり (゚ェ゚;)!?

私との電話中、
父の返答を待っていたら、
しばらくの沈黙の後、
突然電話を切られたり Σ(゚д゚lll)

アルツハイマーやレビー、脳血管性・・等、
各種認知症の症状に当てはまる項目は
少ないけれど・・

これはもう、認知症予備軍である
MCI(軽度認知障害)と言えるのでは?

そして父の場合、そのMCIは、
加齢性難聴による認知機能の低下が
原因だと私は考えました。

認知症の危険因子は
いくつかありますが、難聴もその一つ。

難聴でも補聴器を使用すれば、
難聴でない人と発症リスクは変わりません。

しかし難聴を放置している人は、
補聴器を使用している人に比べ
認知症の発症リスクが高まります。

私が父の耳が遠くなったと
初めて感じたのは、10年以上も前のこと。

移動中も
イヤホンで音楽や野球中継を
長年聴いていた父。

「イヤホンで聴くのを止めてみたら?」
とアドバイスするも、本人に
耳が遠くなった自覚がないので、
全く意に介さず。

そうこうするうちに、
TVや本人の話す声のボリュームが
どんどん大きくなっていきました。

私としても、同じことを
2度3度と繰り返し話した挙句、
トンチンカンな返事が返ってくるので、
次第に会話が億劫に。

ついに
「補聴器を作るために、耳鼻科に行って」
と告げたのは数年前。

ところが耳鼻科の医師からは
「補聴器の必要ナシ」と言われたそうで・・

それ以降は何度勧めても
耳鼻科に行くことはなく、
難聴は放置したまま。

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もしこのまま認知症になってしまったら、
家の売却は出来ません。

売買契約に同席する司法書士が、
「本人の売却意思が確認出来ない」
と判断した時点で、契約は
無効となってしまうからです。

そうなれば、どれだけ空き家が
朽ち果てていこうとも、
相続するまでは手が出せないのです。

「お父さ~ん!しっかりして~!!」

心の中で叫びながら、
「病院に行こう!」と
父を必死に説得しました。

今度は耳鼻科ではなく、
『物忘れ外来』に。




by monomo-mino-uchi | 2018-08-06 17:00 | 実家考