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さよなら・・親の家


電気・ガス・水道を止めたり、
火災保険は買主に
引き渡す日をもって解約・・

そんな手続きを進めながら待つ
本契約の日。。

本来なら安堵感に包まれた、
ひと時なのでしょうが・・

我が家の場合は・・
この期間が一番、
緊張感に溢れていました。

そんな中、父が体調不良に・・

日帰りで往復しなければ
ならなかった仮契約。

不動産屋まで、
バスや列車を何度も乗り換えていくのは
負担が大きすぎると車を出しましたが、
やはり長距離ドライブは
体にこたえたようです。

そこで担当者に相談。

本契約は、郵送&電話でのやり取りに
してもらえることになりました。

しかし、母への不安は消えません。

母の売却への意思を確認する為に、
司法書士が電話をかけてくるからです。

「は?しほうしょし?」

「別に私は用は無いんだけど」

「えぇっ?! ウチを?! 
売るワケないでしょ!!」

ツーツーと切れる電話・・

そんな恐怖映像が、
父、主人、私の3人の脳裏に、
まざまざと浮かび上がります。

「ホント、言いそうでコワイよね~」

と話しながらも、
なすすべのないまま迎えた本契約。

約束の時間。

かかる司法書士からの電話に、
まずは父が対応。

次に、母がおとなしく電話を代わります。

「はい。ハイ。えぇ・・そうです」

私たちの心配をよそに、
しおらしく対応する母。

固唾を呑んで見守っていると
再び、父に電話を代わり、
やり取りが終了しました。

「これで契約完了だって」

父のホッとした表情に、
私もチカラが抜けました。

母も、もう何も言いません。

さよなら・・親の家_f0368691_15501944.jpg

こうして若い世代へと受け継がれた、
両親の家は、想い出へと変わりました。

リタイア後の暮らしを
楽しく実りあるものにしてくれた
両親の家・・

ありがとう。
そして、さようなら。




by monomo-mino-uchi | 2018-09-30 17:00 | 実家考