その10分、あなたは何ができますか?
2019年 09月 09日
突然ですが、ここで問題です(笑)
15分に1人。
これは一体何の数字でしょうか?
こたえは、心臓が原因で
24時間以内に急死する、
所謂、突然死した人の数です。
続いて第2問。
全国の平均が8.6分。
これは一体何の数字でしょうか?
こたえは、119番通報から
救急車が現場到着するまでに要する
全国の平均タイムです。
我が街も救急車の台数を増やしたことで、
やっと全国平均レベルになりました。
ホッ (*´Д`)=з
しかし通報している時間、
1~2分を含めると現着まで
約10分もかかるのです。
ではラストクエスチョン。
救急隊員が到着するまでの10分間・・
救命措置(心肺蘇生&AED)を
何も行わなかった場合、病院へ搬送後、
助かる確率は何パーセントでしょうか?
こたえは、恐怖の・・
0% Σ(゚д゚lll)
ヒトの心臓は1日に10万回動いています。
その心臓が停止すると、
すぐに脳と内臓が壊れ始めます。
特に脳へのダメージは大きく、
4分間血流が途絶えると、
心臓が再び動き出しても
意識が戻らなくなります。
措置が1分遅れるごとに
救命率は7~10%低下。
そうなると、どんなに医療が発達し、
医師が高度な技術を持っていようとも、
倒れた直後の10分間、
何もしなければ命を救うことはできません。
ですから1秒でも早い
発見 ⇨ 通報 ⇨ 一次救命措置が必要なのです。
倒れた人を発見したら、やる事は7つ。
① 周囲の安全を確認
② 傷病者の意識・呼吸の確認
③ 助けを呼ぶ
④ 119番通報
➄ AEDの要請
⑥ 胸骨圧迫&人工呼吸
⑦ AEDの使用
今日は9月9日、救急の日。
ちょっと想像してみて下さい。
目の前の人の生死を分ける10分間・・
あなたは何ができますか?
by monomo-mino-uchi
| 2019-09-09 19:00
| 防災考